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Yahoo!基金助成事業報告「未来をひらくプロジェクト」

インターネットを通じて子供たちに「学ぶ楽しさ」を

2013年度の助成プログラムで助成対象に選定された、特定非営利活動法人Class for Everyone。
2014年度の助成プログラム(IT助成部門)でも、前年度の活動を通じて見えてきた課題を解決するための新たなプロジェクトで、助成対象に選定されました。
Class for Everyone代表理事の高濱宏至さんに、お話を伺いました。

電気ジープニーがフィリピンを駆け回る

Class for Everyoneが取り組む活動 フィリピンでは「ジープニー」と呼ばれる乗り物が、移動手段として多く使われています。
このジープニーにソーラーパネルを搭載して、タブレットなどのデバイスを運び、移動図書館のような形で子どもたちにデバイスを使ってもらう「モバイル・デジタル・ライブラリー」が、今回の助成で取り組むプロジェクトです。

近年、ジープニーによる大気汚染が問題になっているため、現地で電気ジープニー(Eジープニー)を使った活動をしている非営利団体の協力を得て、環境にもやさしい形でこのプロジェクトを進めていきたいと考えています。

現地の人々とともに課題を解決

Class for Everyoneが取り組む活動 前年度の助成で、フィリピン(タナワン市)の学校10校に計100台のパソコンを導入してIT教育に役立てるプロジェクトを実施したのですが、現地の人々とともにプロジェクトを運用していくなかで、新たな課題が見えてきました。
そこで、保護者の方が経営するレストランで、現地の人々と意見交換を重ねて解決策を考え、生まれたのが今回のプロジェクトです。

インフラ面の課題を解決

2014年7月、台風の影響によりタナワン市の一部地域で3週間にわたる停電が発生し、その間はパソコンが使えない状態になったのです。
フィリピンは台風の影響を受けることが多いため、プロジェクトを安定稼動していくためにはエネルギーの安定供給が重要であると考えました。

Class for Everyoneが取り組む活動 また、学校では40~50人の子どもたちが10~15台のパソコンを使用していますが、現地の通信環境では、15台を一度にインターネット接続すると、インターネット検索がうまく行えないほど通信速度が低下してしまうのです。
その状態で多くの学校にパソコンを導入しても、質の高いIT教育を行うことは難しいのではないかと考えました。

今回のプロジェクトの形であれば、ソーラーパネルを搭載しているため台風による停電の影響を受けにくいですし、通信も強力な回線を共有質の高い通信回線を使用できるWi-Fiルーターを搭載するため、より安定した通信環境下でできるので、多くの子どもたちがパソコンに触れて自由にインターネットを使うことができます。
また、休日には学校以外の場所で青空学校として開放することで、学校に行けない子どもたちにも機会を提供できれば……と考えています。

セキュリティー面の課題を解決

前年度のプロジェクトでパソコンを導入した10校のうち、2校でパソコンの盗難未遂事件が発生しました。
幸いにして未遂で終わり、子どもたちにも被害が及ぶことはありませんでしたが、学校に侵入者が入ってくるリスクを考えると、子どもたちの安全を守るためにもパソコンの保管形態を見直す必要があると考えました。

これについても、電気ジープニーでデバイスを運ぶ形であれば、ジープニーの保管場所を厳重に管理すれば済むので、個々の学校でパソコンを保管するという形ではなく、1つの場所において厳重に管理すれば済むので、セキュリティー上のリスクも軽減されると考えています。

子どもたちに「わくわくするもの」を見せたい

Class for Everyoneが取り組む活動 これまでのプロジェクトで実施してきた、ドキュメント作成やインターネット検索のスキル教育に加え、今回のプロジェクトでは、スマートフォンやタブレットを使って、子どもたちに「わくわくするようなもの」を見せたいと考えています。
例えば、360度カメラで撮った映像を使い、フィリピンにいながらほかの国の景色を見られるアプリを使ったワークショップを行うなど、子ども達子どもたちに広い世界を知ってもらい知的好奇心を刺激します。

インターネット検索の技術を教えても、調べたいものがなければ使いませんよね。
本プロジェクトを通じて、子どもたちに「調べたい」「知りたい」と思うものを見つけてもらい、新しい才能が花開くきっかけになるといいと考えています。

特定非営利活動法人Class for Everyone

Class for Everyoneは、世界中のどんな場所に生まれても子ども達が自分の価値を発揮できる世界を目指し、途上国に平等な教育機会を創出することをMissionに掲げ活動を展開する国際NGOです。 私たちは平等な教育機会に必要なツールをインターネットと考え、主に日本で余っているデバイス機器をリユースし、途上国で活用するための仕組み作りを様々な団体や企業と協働で実施しています。

Class for Everyoneでは現在、以下の支援を求めています。

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